-
09:30-09:50
開場・告知
-
09:50-10:00
Opening
-
10:00-10:50
Agile, Dead or Alive?
アジャイルという言葉はもはや古臭さすら漂わせる懐メロなのか?それとも社会の第一線で活躍するバズワードとして価値を出し続けられるか?AIによって問い直されるアジャイルの価値と様相の再定義をしつつ、これからの時代に求められる組織や会社、キャリアのあり方を問い直す。
成田 修造さん / Shuzo Narita
株式会社MW Co-Founder
CEO慶應義塾大学経済学部在学中よりアスタミューゼ株式会社に正社員として参画。その後、株式会社アトコレを設立し、代表取締役社長に就任。在学中の2012年に株式会社クラウドワークスに参画、執行役員に就任。2014年には取締役COOとなり、2014年12月に創業3年で東証グロース市場への上場を果たす。上場後は同取締役副社長COOとして全事業の統括を行う。2020年10月からは同取締役 兼 CINOとなり、2022年12月に取締役を退任。2024年に次世代スマートホームとAIロボット開発をてがける株式会社MW(ムウ)を設立し、代表取締役CEOに就任。
著書「逆張り思考 戦わずに圧倒的に勝つ人生戦略(KADOKAWA)」「14歳の時に教えて欲しかった起業家という冒険(ダイヤモンド)」
-
11:00-11:20
株式会社レッドジャーニー
瀨川 晋平さん / Shinpei Segawa
株式会社レッドジャーニー
代表 -
11:30-11:50
現場で必要なものを現場がつくる
〜アジャイルな食品工場への道のり〜
今年度、石井食品の品質保証部が「第4回 日本ノーコード大賞」優秀賞を受賞しました。 現場で必要なものをエンジニア無しでアジャイルに作る、という取り組みを実現させました。 しかし、最近まで紙前提の業務プロセス、ITリテラシーの低い現場、老朽化したレガシーシステムなど、昭和の一般的なアナログ企業でした。 ノーコードツールや生成AIを活用し、現場の課題をエンジニアリング経験のない部署がアプリを構築して解決するようになっています。情報システム部ですらこの取り組みには一部サポートしている程度です。その取り組みには「顧客が解決したかったもの」というよく言われるITプロジェクトの皮肉はありません。 その実践事例とともに、アジャイル実践者である石井智康が2017年から経営に参画し、どのような取り組みや仕掛けをやってきたのか、7-8年の変遷を経営的な視点とともに共有できればと思います。
石井 智康さん / Tomoyasu Ishii
石井食品株式会社
代表取締役社長執行役員2006年6 月にアクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズ(現アクセンチュア) に入社。ソフトウェアエンジニアとして、大企業の基幹システムの構築やデジタルマーケティング支援に従事。2014年よりフリーランスとして、アジャイル型受託開発を実践し、ベンチャー企業を中心に新規事業のソフトウェア開発及びチームづくりを行う。2017年、祖父の創立した石井食品株式会社に参画。2018年6月、代表取締役社長執行役員に就任。地域と旬をテーマに農家と連携した食品づくりを進めている。認定スクラムプロフェッショナル。
中井 陽介さん / Yousuke Nakai
石井食品株式会社
品質保障部八千代工場にて「異物発見報告書」のAppSheet化を牽引し、現場の二重負担削減とリアルタイムな情報共有を実現。さらにLooker Studioによるデータ可視化・ダッシュボード化や、生成AI(Gemini)とPythonを活用した分析手法を構築。「知の民主化」を推し進め、現場主導の「不良を作らない予防保全」を実践している。「第4回 日本ノーコード大賞」優秀賞を受賞。社内のアジャイルカルチャー「小さい失敗をいっぱいする、そして学び続ける」を武器に、現場とデータを繋ぐ品質変革に挑み続けている。
関口 匠太郎さん / Shotaro Sekiguchi
石井食品株式会社
品質保障部唐津グループマネージャー品質保障部所属。千葉、京都、佐賀の3工場で品質管理業務に従事。京都工場時代に業務負担軽減を目指しGASでの書類電子・自動化に着手。2023年の佐賀への異動を機に、AppSheetを用いた業務書類のアプリ化を推進した。2025年1月からはその知見
を結集し、3工場横断の「品質保障部電子化PJ」を発足・牽引している。
システム構築においては、小さく始めて現場ユーザーと密にコミュニケーションを取りながら改善を重ねるアジャイルな手法を実践。現場起点でのDX推進と品質管理の変革をリードしている。 -
12:00-13:00
お昼休憩
-
13:00-13:20
AI時代のプロダクトデリバリーとアジャイル
AIの活用により、コードやドキュメント生成は高速化しました。その先に期待されるのは、ソフトウェアを通じた価値提供の高速化です。 「ボトルネックは実装からレビュー・検証へ移った」と言われますが、実装は本当にボトルネックだったのでしょうか。AIによって、待ち時間や意思決定、受け渡しなど、これまで見えにくかった制約が顕在化しているだけかもしれません。重要なのは、価値提供の流れ全体を捉え、小さく届け、素早くフィードバックを得て学び続けることです。 本セッションでは、弊社のAIネイティブ開発PoCで得られた知見を紹介しつつ、価値提供の流れを改善するための手段として、バリューストリームの可視化、滞留の観察、小さなバッチ、短いフィードバックループといったアプローチを整理します。AIの「つくる速さ」を「価値を届ける速さ」に変えるために、アジャイルをどう活かすかをお伝えします。
岡村 弦さん / GEN OKAMURA
株式会社NTTデータグループ
技術革新統括本部 AI技術担当アパレルからソフトウェアエンジニアに転身。アジャイルソフトウェア開発やスクラムに出会い、NTTデータグループ入社後は、全社のアジャイル推進組織のメンバーとして、公共系案件におけるアジャイルプロセスの適用や、金融機関のアジャイル推進などに関わってきました。
ソフトウェア開発プロセスを、チームや人を縛るものではなく、価値提供や学習を継続的かつ持続可能なものとするための道具としてとらえ、チームとともに学び続ける姿勢を大切にしています。
現在は、生成AIを活用したソフトウェア開発のPoCなどに従事しており、AI時代のソフトウェア開発プロセスの可能性を模索しています。 -
13:30-13:50
個人のAI活用からチームのAI主導開発へ
〜AI-DLCを支えたのはいつものアジャイルだった〜
個人でAIを使うことは当たり前になりつつあります。しかし、その手応えをチームの成果へ広げようとすると、従来の「人が実施する前提」の開発プロセスでは限界が見えてきます。本セッションでは、AI-DLC(AI-Driven Development Life Cycle)をチームで実践する中で直面した、意思決定、顧客価値の認識合わせ、プロセス改善の3つの課題を紹介します。そして、それらを乗り越えるうえで効いたのは、特別なAI活用テクニックではなく、対話重視、ビジネスと開発の協調、チームメンバーの信頼といった、いつものアジャイルのマインドセットでした。開発プロセスをAI前提に考え直しても、人同士の関わりとアジャイルの価値観が重要になる。このAgile Paradoxを軸に、AI主導開発へ踏み出すための具体的な一歩を共有します。
梅本 匠さん / Takumi Umemoto
ブラザー工業株式会社
エンジニア入社以来、ガーメントプリンター、工作機械、箔プリンターと、実機に紐づくWebサービスの開発に携わってきた。現在は海外のユーザーに向けたレーザープリンターの遠隔保守サービスをアジャイルで開発している。「ユーザーが本当に価値のあるものを受け取り、作り手も役に立っている実感を得られる」というアジャイルの考え方に共感し、地元である愛知のアジャイルコミュニティに参加し、運営にも携わっている。
麦田 大悟さん / Daigo Mugita
ブラザー工業株式会社
エンジニア2025年に新卒入社、現在2年目。配属されたチームがスクラムを採用していたことでアジャイルと出会い、その思想に強く惹かれる。現在はチームでAI主導開発を取り入れ、日々の改善サイクルを回しながら開発に取り組んでいる。「当たり前」をまだ知らない新人だからこそ気づける違和感や疑問を大切に、フレッシュな視点からチームの変化を模索中。
-
14:00-14:20
わたしとアジャイルの25年
アジャイルマニフェスト誕生から25年。奇しくも私の社会人キャリアも25周年を迎えます。銀行システムのウォーターフォール開発に15年間没頭した後、アジャイル開発の領域へと足を踏み入れて10年。AIの進化により開発速度が劇的に加速する現代で、私たちは「何のために作るのか」「人間にしか生み出せない価値とは何か」という問いにさらされています。ウォーターフォールで培った実直さと、アジャイルで学んだ対話と適応。両方を経験したからこそ見えたのは、どれだけ技術が進化しても最後に価値を決めるのは「人と人との対話」だという原点でした。本セッションでは、25年にわたる自身のキャリアの歩みを振り返りながら、加速するAI時代において「私たちが立ち返るべきものは何か?」を皆さんとともに再発見したいと思います。
片岡 亮さん / Ryo Kataoka
株式会社MSOL Digital
Agile Dept. Director2001年にソフトウェア開発会社に入社後、銀行システムのエンジニアとして15年間ウォーターフォール開発に従事。2016年からはアジャイル開発にフィールドを移し、プロダクトオーナー、研修講師、アジャイルコーチ、営業・マーケティングなど幅広く活動。2024年に MSOL Digital へ参画後も、組織や現場へのアジャイル導入・定着支援に携わっている。
-
14:30-14:50
シルバーLT
株式会社 三菱総合研究所
supa, inc. -
15:00-15:20
AIで実装が加速したのに、なぜ私は仕事の大半で人と話し続けていたのか?
生成AIの進化により世界は猛烈な勢いで加速しています。一方、自分の周りの世界やユーザーに価値を届けるスピードは加速している気がしない。そんな違和感を抱えていました。 この1年、価値を早く届けるために私が多くの時間で向き合ったのは、AIではなく人や組織でした。以前から問題視していたコンポーネントの縦割り構造をなくすため、20〜30人と対話を重ねて新たなチームを立ち上げました。しかし、メンバーの頭の中には縦割りが残っており、それを消すために、チームの中でまた対話を重ねました。その結果、案件によっては価値が届くまでの期間を1/3に縮められました。 AIにより実装が加速する中だからこそ、AIではなく人と組織に向き合う時間を増やす。この1年の泥臭い実践の中でたどり着いたのは「アジャイルの原点」でした。本セッションではこの実践を基に、今だからこそ、この原点を改めて考えてみたいと思います。
清野 航さん / Wataru Seino
KDDI株式会社
2012年KDDI株式会社入社。ToC向けのアプリ・サービスのPO・PM・開発に従事。現在はPOをやりつつ、チームがより価値にフォーカスできるようにマネージャーとして橋渡し・組織改善にも奮闘中。
-
15:30-15:50
「Agileはもうできている。次はAI」で、本当にいいのか?
AI駆動開発で直面したParadoxと、学び続けるチームのつくり方
AI駆動開発に取り組む中で、開発が速くなる一方、ジュニアがAIの出力を十分に理解しないまま仕事が進み、学習が停滞する場面に直面しました。AIが新しい問題を生んだというより、以前からあった受け身な働き方を増幅しているのではないかと感じています。 そこで改めて向き合ったのが、Agileで学んできた価値・原理原則とプラクティスです。現在は、人の学習や自律性、チームの関係性にも目を向けながら、AIとの働き方そのものを見直しています。 本セッションでは、その試行錯誤を通じて、AI時代にAgileから何を持ち込み、人とチームが学びながら働き方を変え続けるには何が必要かを考えます。
小泉 岳人さん / TAKEHITO KOIZUMI
ニッセイ情報テクノロジー
主席スペシャリスト2004年ニッセイ情報テクノロジー入社。生命保険領域の開発を20年実施。 新会社設立や新チャネル開発等の案件に従事。 近年では2022年からR&Dの部署を担当し、新規ビジネスの企画・開発の推進やアジャイル導入等のプロジェクト推進をしている。アジャイルを中心にカンファレンス等で多数登壇している。[登壇資料](https://www.docswell.com/user/Insurtech-lab)
-
16:00-16:20
プロジェクト中断からはじまった、私のアジャイル
私が初めて本格的にアジャイルを実践したプロジェクトは、リリースを迎えることなく中断しました。 組織はプロジェクトにアジャイルの導入を選択し、私もチームも誠実に熱意を持って取り組んでいました。しかし、「どう作るか」を先に決め、「なぜ一緒にやるのか」を十分に合意しないまま走り出していたプロジェクトで、ステークホルダーとの足並みは徐々に揃わなくなりました。 速く価値を届けるために選んだ手段が、いちばん届けたい相手との距離を広げていた。これが私の体験した Agile Paradox です。 当時、どのようにプロジェクトが始まり、そして中断に終わったか。また、その後、その経験をどのように他のプロジェクトに活かしていったかをお話しします。
平 光蔵さん / Kozo Taira
株式会社アイスリーデザイン
シニアディレクター印刷会社、Web制作会社を経て、2019年に株式会社アイスリーデザイン入社。 クライアントワークでのWebアプリ・モバイルアプリのUI/UXディレクションおよびプロジェクトマネジメント業務、組織マネジメントを担当。
-
16:30-17:30
その最適化で、誰が強くなるのか
AI、デジタル赤字、アジャイルの合理性を問い直します。 優れたAIを使う。既存サービスを組み合わせる。開発費を抑え、顧客に早く価値を届ける。私たちが合理的な判断を重ねた先で、誰に知識と利益が蓄積し、誰が次の市場をつくるのでしょうか。 本講演では、津田がデジタル赤字とOpen Data Spacesを手がかりに、企業が競争し、協働するための条件を紹介します。きょんは、何を最適化するのか、その問い自体を組織が設計する力と、AIによって変わる開発の進め方を紹介します。 チーム、企業、産業。それぞれの合理性が一致しないとき、私たちは何を基準に判断するのか。自らの実践も交えながら、アジャイルが向き合う次の課題を提起します。
きょんさん / kyon_mm
合同会社デロイトトーマツ
マネージングディレクターコネクテッドカーやIoTプラットフォームの開発を10年にわたり経験。アジャイルコーチとして新規事業および大規模システムリプレスを支援。現在は防災DXを主軸に中央省庁や各自治体を支援している。加えて筑波大学にてアジャイル開発、デザイン思考を指導。
津田 通隆さん / Tsuda Michitaka
1997年、奈良県宇陀市生まれ。奈良県立畝傍高等学校、大阪大学卒。経済産業省「デジタル経済レポート: データに飲み込まれる世界、聖域なきデジタル市場の生存戦略」著者/大学在学中にエストニア共和国タリン工科大学に留学し、フィンテック事業で起業(代表取締役CEO/CTO)、2023年経済産業省に入省(総合職・政治国際区分)。デジタル地方創生、無人航空機運航管理、AI・産業データ政策分野の担務を経て現職。分散データマネジメント技術「Open Data Spaces」の最高設計責任者として、日本、欧米のAgentic AI・データマネジメント業界で活動。
X: @MichitakaTsuda
Timetable
タイムテーブル



